【インド】バラナシでしかできない体験4選
インドには魅力的な観光地がたくさんありますが、その中でも私が一番印象に残っているのがバラナシです。

街歩きだけでも十分楽しいのですが、バラナシの魅力はそれだけではありません。
ガンジス川での沐浴、朝と夜で雰囲気がまったく違うプージャ、無料で参加できる朝ヨガ、そして24時間火葬が行われるマニカルニカー・ガート。
どれも日本では体験できないことばかりでした。
今回は、私が実際に体験したことを紹介します。
1. ガンジス川で沐浴してみる
バラナシへ来たなら、一度はガンジス川へ入ってみたいと思っていました。
ただ、衛生面を考えると正直かなり迷いました。
「せめて腰くらいまで入ろうかな」と思っていたのですが、近くにいた地元の女の子が「こうやって入るんだよ!」と手をつないでくれて、そのまま頭まで一緒に潜ることに。

断るタイミングもなく、気付けば全身びしょ濡れでした(笑)。
できるだけ上流側で沐浴しましたが、それでも少しドキドキしたのを覚えています。
幸い体調を崩すこともなく、振り返るととても良い思い出になりました。
旅行者として眺めるだけではなく、実際に体験したことで、ガンジス川がインドの人々にとってどれほど大切な存在なのかを少しだけ感じられた気がします。
もちろん衛生面には個人差があるので、体験するかどうかは自己判断で無理のない範囲にしてください。
2. 朝のアッシー・ガートでヨガに参加する
私がぜひおすすめしたいのが、アッシー・ガートで毎朝行われている「Subah-e-Banaras(スバヘ・バナラス)」です。
朝のプージャの後に、誰でも無料で参加できるヨガが開催されているので、プージャを見てそのままヨガに参加するのがおすすめです。

私が参加した日は、普通のヨガだけでなく「笑いヨガ」の時間もあり、周りの人たちと一緒に笑いながら体を動かすという、日本ではなかなか体験できない朝を過ごしました。
旅行者でも気軽に参加でき、特別な持ち物も必要ありません。
ヨガ用のカーペットは一応用意されているのですが、綺麗とは言えない状態なので、気になる方は敷物をもっていくと良いでしょう。
朝のプージャ自体は比較的コンパクトな内容でしたが、静かなガンジス川を眺めながら過ごす時間はとても気持ちよかったです。
なお、朝のプージャやヨガの開始時間は季節(日の出の時間)によって変わるそうです。参加する場合は、現地で最新の時間を確認することをおすすめします。
3. 夜のプージャは想像以上の迫力
朝とは対照的に、夜のプージャはまるで別世界でした。
私が訪れたアッシー・ガートでは、開始30分以上前から多くの人が場所取りをしていました。
外国人観光客だけではなく、インド各地から来た観光客もたくさんいて、改めて「ここはインド人にとっても特別な場所なんだ」と感じました。

儀式が始まると、僧侶たちが火や香炉を使いながら一斉に祈りを捧げます。
読経や鐘の音が響き渡り、ガンジス川全体が神聖な空気に包まれているようでした。
周辺には屋台も並び、お祭りのような賑わいがあります。
一方で、儀式で流す花を勧めてくる人も多く、「せっかくだから」と押し売りされる場面もありました。
必要なければ、はっきり断って問題ありません。
4. マニカルニカー・ガートで「死」を身近に感じる
バラナシで最も印象に残った場所が、マニカルニカー・ガートです。
ここでは24時間火葬が行われています。
実際に訪れるまでは少し緊張していましたが、そこにあったのは観光地ではなく、人々が大切な家族を見送る日常でした。
案内をしてくれた人からは、火葬に使われる木の種類や、宗教・文化について詳しく説明を受け、日本とは異なる死生観に触れることができました。
「死は悲しいものではなく、日常の中に存在している。」と説明されたことが印象に残っています。
私が見た範囲で泣いている人は見当たりませんでした。
ここは「どんな場所なのか」を理解した上で訪れることが大切だと思います。
※基本的に写真撮影は禁止でした
【注意】寄付を求められても、無理に払う必要はない
マニカルニカー・ガートでは、一つ注意してほしいことがあります。
案内の最後に、「貧しい人の火葬に使う木へ寄付してほしい」と言われました。
最初にお祈りをしてくれたり、親切に案内してくれたりするため、断りづらい雰囲気になります。
私たちも最初は善意から寄付しようと思いましたが、提示された金額は10,000円ほど。
さすがに高すぎると思い、「現金を持っていない」と伝えると、今度はATMまで案内しようとしてきました。
幸い、私たちはこういう場面に備えて少額だけ入れた財布を別に用意していました。
その財布に入っていた約2,000円を渡して、その場を離れることができました。
ほかのインド人に話を聞いたところ、この寄付は必ずしも支払う必要はないそうです。
もし同じような場面になったら、
「現金はホテルに置いてきた」
「これ以上は持っていない」
必要以上に話を続けず、その場を離れる
このくらいで十分だと思います。
バラナシは「観光地」ではなく「聖地」だった
バラナシには外国人観光客も多く訪れます。
でも実際に歩いてみると、それ以上にインド各地から訪れる巡礼者や観光客の多さに驚きました。
ガンジス川で祈る人、夜のプージャを静かに見守る人、家族を見送る人。
インド人にとってもバラナシは大切な聖地なのです。
日本とはまったく違う文化や価値観に触れ、驚くことも、戸惑うこともありました。
衛生面で苦労することもありました。

それでも振り返ると、インドで一番印象に残っているのはバラナシです。
インドの宗教観、価値観をぜひバラナシで体感してください。





