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釜山・海雲台ブルーラインパーク。海と夕日を独り占めする、心満たされる列車の旅

8月23日
読了時間: 3分

韓国第2の都市であり、美しい港まちとして知られる釜山。釜山を訪れたらぜひ足を運びたいのが、波打ち際のすぐそばをのんびりと進みながら、穏やかな海の景色に浸れる「海雲台(ヘウンデ)ブルーラインパーク」です。


見渡す限りに広がる海と空を、列車からただぼんやりと眺め続ける。そんな「何もしない」というぜいたくな時間が、ここにはあります。日常の喧騒から少し離れて、ふっと肩の力が抜けるような時間を過ごしてみませんか?



空間を楽しむ「スカイカプセル」と、海と一体になれる「海岸列車」


ブルーラインパークには、旅のスタイルに合わせて2種類の乗り物が用意されています。


ひとつは、まるで遊園地のアトラクションのように可愛らしい見た目の「スカイカプセル」。海抜およそ10mの空中を、1〜4人のプライベートな空間でゆったりと進みます。



もうひとつは、レトロなデザインが目を引く「海岸列車」。海岸列車の特徴は、すべての座席が海側を向いていること。大きな窓枠がそのまま額縁のようになり、海の景色をパノラマビューにて堪能できます。



自分たちだけの空間に浸るならカプセルを、開放的な景色を広く見渡したいなら列車を。誰とどんな時間を過ごしたいかで選べるのがうれしいポイントです。



日が暮れゆく時間帯を狙って。きらめく夕暮れの海


筆者は、海岸列車をセレクト。海岸列車は、尾浦(ミポ)から松亭(ソンジョン)までの約4.8kmの海沿いを、ガタンゴトンと心地よい音を立ててゆっくり進みます。


特におすすめしたいのが、日が沈みかける夕暮れ時に乗車すること。夕日が海面をやわらかく照らし、どこまでも続く水面がキラキラと輝く光景が見られます。



列車の揺れに身を任せていると、ほかの世界と違うゆったりとした時間の流れに包み込まれます。思わず無言になってしまうほど、景色をただ目に焼き付けていたくなるような、静かで安らかなひとときです。



タリットル展望台で出会う、スリルと静寂

全6つの駅がある海岸列車では、好きな場所で自由に乗り降りができるため、途中下車して散策するのも楽しみ方の一つ。なかでも立ち寄りたいのが、「タリットル展望台駅」です。



駅を降りると、海に向かってぐっと突き出した展望台がお出迎えしてくれます。先端へ進むと足元の一部が全面ガラス張りに。足元をのぞきこむと、波がはじける様子がダイレクトに伝わり、まるで海の上を空中散歩しているかのような不思議な感覚を味わえます。



日が落ちてくると人もまばらになり、波の音だけが耳に届くように。ふと空を見上げれば、鳥たちが綺麗な列を作って飛んでいく瞬間に遭遇することも。観光地であることを忘れるくらい、静寂をひとり占めできるような空間です。



ただ景色に身をゆだねる、穏やかで満ち足りた時間を


よく晴れた日には青々とした海が広がり、対馬まで見渡せることもあるというブルーラインパーク。夕暮れ時なら、どこまでも続くあたたかな光が迎えてくれます。


観光名所を足早に巡るのも楽しいですが、たまにはただ景色に心を預ける時間を作ってみてはいかがでしょうか。釜山を訪れる際は、ぜひスケジュールのどこかに少しの余白を残して、心が満たされる景色に会いにいってみてください。



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