知る人ぞ知る釜山の穴場へ。海と静けさに出会うヒンヨウル文化村

ソウルに次ぐ韓国第二の都市で、港町として知られる「釜山」。
そんな釜山にある文化村といえば、カラフルな街並みで知られる「甘川文化村」を思い浮かべる人が多いかもしれません。
ですが釜山には、甘川文化村よりも観光客が少なく、ゆったり過ごせるもう一つの文化村があります。

それは、釜山の海沿いにある「ヒンヨウル文化村」。
日本の瀬戸内海のような穏やかな雰囲気で、まるで時間が止まったような感覚を味わえる場所です。
甘川文化村と同じように誰かの生活が営まれている場所でありつつも、観光地感は少ないので、観光地にいながらも旅している自分を忘れられるような過ごし方ができます。
ヒンヨウル文化村ってどんな場所?

ヒンヨウル文化村は、釜山の玄関口・南浦洞エリアからバスで約15分の場所にある、海沿いに広がる文化村。
もともと朝鮮戦争時代に避難してきた人々が暮らし始め、現在はアートやカフェ、雑貨屋が集まる場所です。
街全体が海に向かって傾いているようで、まるで韓国版のサントリーニ島のような雰囲気。
青い海とパステルカラーの建物が広がる景色は、どこを切り取っても絵になります。
甘川文化村と同じ「文化村」でも、雰囲気はまったく異なります。
甘川がフォトジェニックなスポットが立ち並ぶ村なら、ヒンヨウルは雑貨屋やカフェが並びつつも、余白を感じられる村です。
海を眺めながら、ただ歩くだけで満たされる

ヒンヨウル文化村は、どこを歩いていても海が見えるのが魅力。
海の目の前の通りを歩いていれば地平線まで一望でき、坂の途中で立ちどまれば、パステルカラーの建物の隙間から海の青色が覗くことも。

また、村のあちこちには壁画やオブジェが点在しており、歩いているだけで写真を撮りたくなります。
ヒンヨウル文化村の入口にはマップがありますが、あえてそれは見ずに感覚的に歩いてみましょう。気づいたら思いがけない景色に出会っていたり、素敵なカフェに辿り着いていたりします。
海や自然をテーマにした雑貨がそろうお店たち

ヒンヨウル文化村には、釜山らしい海や自然をモチーフにした小物がそろう雑貨屋が点在しています。ポストカードやブックマーク、ステッカーなど、雑貨好きの心をくすぐるようなアイテムがずらり。

個性の異なるさまざまな雑貨屋が並んでいるので、気になったら迷わず入ってみるのがおすすめです。村では目的を決めずにその場のムードに合わせて歩いたほうが、ここならではのゆったりした雰囲気をより感じられるかもしれません。
時間を忘れてゆったりすごせる、海の見えるカフェも

ヒンヨウル文化村を訪れたら、海が見えるカフェでひと息つくのもおすすめです。文化村の真ん中くらいに位置する「Lots Cafe」では、窓から釜山の海を一望できます。

Lot Cafeで味わえるのは、韓国発祥のスイーツ「クロッフル」。外はパイのようにサクサク、中はバターがじゅわりと染み出すしっとりした食感を味わえます。クロッフルと一緒に楽しめるドリンクの種類も豊富です。
穏やかな海の景色に癒されながら、甘いスイーツに口の中が満たされる時間は格別。景色も、味も、穏やかな空気もすべてが重なって、心も体も安らぐひとときを過ごせます。
ヒンヨウル文化村で、急がない旅の時間を

ヒンヨウル文化村は、釜山の人気観光エリアの近くにありつつも、時間を忘れてゆったりと過ごせる場所です。
観光スポットをひたすら巡るのも良いですが、そんな旅の中に、ただ景色に思いを馳せたり、心行くまでカフェを堪能したりする時間を入れてみてはいかがでしょうか。
釜山を訪れる際は、ぜひスケジュールに余白を作って足を運んでみてください。ヒンヨウル文化村でしか味わえない、穏やかな時間が待っています。
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