top of page

【ブルガリア】ダマスクローズの「バラの谷」や世界遺産を訪れる旅

ブルガリアと聞いたら、ヨーグルトが思い浮かぶ方が多いかもしれません。

その他は、バラ、 東欧の国というイメージでしょうか。

実際に訪れてみると、ブルガリアは想像していた以上に見どころが多く、古代ローマの遺跡から美しい正教会、世界遺産の修道院、そして「バラの谷」まで、歴史と文化、食、自然を一度に楽しめる国でした。

今回は首都ソフィアを拠点に、世界遺産のリラ修道院やボヤナ教会、バラの名産地カザンラクのバラ祭りまで、ブルガリアの魅力をご紹介します。




まずは首都ソフィアから

今年2026年1月から、通貨がそれまでのレフ(BGN)からユーロ(€)に切り替わったのでヨーロッパ旅行の1つに組み込むにはより便利になりました。空港から市内へは電車で簡単に移動でき、カードのタッチ決済も利用できます。

ソフィアは、紀元前から続く長い歴史を持つ街。

中心部のセルディカ駅周辺では、現在のソフィアの街並みの下に残る古代ローマ時代の遺跡を見ることができます。地下鉄の駅を出たら、いきなり古代遺跡……というのも、この街ならではの面白さです。駅前に立つ「聖ソフィア像」もソフィアのシンボルのひとつ。高さ24メートルの銅像で、かつてここにはレーニン像があり、2000年まで立っていたという歴史も興味深いところです。




ブルガリアといえば、やっぱりヨーグルト!

ソフィア観光でぜひ立ち寄りたいのが「中央ソフィア市場ホール」。現在は大きなスーパーのような雰囲気ですが、ブルガリアの食品がたくさん並んでいます。特に目を引くのが、ヨーグルトとチーズの豊富な品揃え。定番のヨーグルトだけでなく、飲むヨーグルトやケフィアも多数。甘くないケフィアは、さっぱりしていて旅の途中にもぴったりです。

市場やスーパーで現地のヨーグルトを食べ比べするのも、ブルガリア旅行の楽しみのひとつです。ちなみにブルガリア旅行では、全般に野菜がおいしくて、こちらの市場で買ったサラダも絶品でした。ハトムギ、パセリ、トマトという自分では組み合わせないサラダが本当に美味しかったです。



 

黄金のドームが美しいアレクサンドル・ネフスキー大聖堂

ソフィアを代表する観光スポットといえば、「アレクサンドル・ネフスキー大聖堂」。大小さまざまなドームが連なり、中央の黄金色のドームが青空に映えます。外観だけでも十分美しいのですが、ぜひ中にも入ってみてください。

内部は蝋燭の灯りに照らされ、壁や天井にはイコンがびっしり。西ヨーロッパの教会とはまた違った、ブルガリア正教会ならではの荘厳な美しさがあります。ブルガリアを訪れたら、一度は見ておきたい場所です。

 



ソフィアはワイン好きにも楽しい街

意外に感じるかもしれませんが、ソフィアにはワインバーもたくさんあります。歩行者専用のヴィトシャ通り周辺にはレストランやバーが集まり、夜の街歩きにもぴったり。「Grape Central」や「Wine and Co.」「La Cave du Moulin」「Coupage Wine and Cheese Shop」など、ブルガリアワインを楽しめる人気店で人もたくさんいました。ブルガリアワインは現地だとリーズナブルなので、お土産にもおすすめ。




世界遺産「ボヤナ教会」

ソフィア郊外にある「ボヤナ教会」は、リラ修道院と並ぶブルガリアの重要な世界遺産。内部に残る中世のフレスコ画が有名で、10〜12世紀の貴重な壁画を見ることができます。撮影は禁止ですが、実際に見るとその古さと保存状態に驚かされます。特に印象的なのが、エフレムのフレスコ画。人物の目が、こちらの動きに合わせて追いかけてくるように感じられる「すべてを見通す目」の描写として知られています。実際に意識して見ると、本当に見つめられているような不思議な感覚に。入場は時間指定制なので、個人で行く場合は事前予約がおすすめです。




ブルガリアの聖地「リラ修道院」

そして、ブルガリア旅行でぜひ訪れてほしいのが、世界遺産「リラ修道院」。山深い場所に建つこの修道院は、オスマン帝国の支配下でもブルガリアの文化と信仰を守り続けてきた、ブルガリアの歴史とアイデンティティを象徴する場所です。中心にある聖母誕生教会は、外壁からすでに圧倒されますが、内部も見事。細密で色鮮やかなフレスコ画が壁や天井を覆っています。

そして、白と黒(茶)のアーチが幾重にも重なる4階建ての回廊も美しい。14世紀から残る石造りの「フレリョの塔」には、追加料金で登ることもできます。



 

修道院名物の「メキッツァ」も忘れずに

リラ修道院を訪れたら、ぜひ食べたいのが「メキッツァ(Mekitsa)」。ブルガリアの伝統的な揚げパンで、アツアツのパンに卓上の粉砂糖を自分でたっぷりかけていただきます。外は軽く揚がっていて、中はふんわり。世界遺産を見学した後に食べる出来たてのメキッツァは、旅の楽しみのひとつです。



 

聖イワン洞窟は、ちょっとした冒険

リラ修道院からさらに山の中へ進むと、「聖イワン洞窟」があります。リラ修道院の創設者、聖イワン(イヴァン・リルスキ)が12年間にわたり隠遁生活を送り、祈りを捧げた場所です。ここには、狭い岩のトンネルを通り抜ける場所があります。「通り抜けられれば心がきれい、通れなければ罪深い」という言い伝えも。携帯のライトがなければ真っ暗なほど狭いトンネルで、ちょっとした冒険気分を味わえます。



 

「バラの谷」カザンラクへ

そしてブルガリアの特産品で有名なのが「バラ」です。ソフィアから約3時間のカザンラク地方は、「バラの谷」と呼ばれる世界有数のダマスクローズの産地です。山脈に挟まれたこの地域は、温暖な気候と適度な雨に恵まれ、最高品質のローズオイルの産地として知られています。毎年6月には「バラ祭り」が開催され、各地から観光客が集まります。バラミュージアムを見学したり、露店で民族調の小物を探したり、バラのお土産を選んだり。女性には特に楽しいエリアです🌹



 

本物のローズオイルを知る

カザンラクから近い「Enio Bonchev Rose Oil Distillery & Family Museum」では、実際の薔薇園や蒸留所を見学できます。1世紀以上の歴史を持ち、伝統的な製法でダマスクローズオイルを作っている蒸留所です。横には広大なバラ園があり、バラを好きなだけ摘ませてくれました。

ほんの少量しか取れないローズオイルは驚くほど高価。でも、ブルガリアを訪れた記念に、本物のローズオイルを少しだけ買って帰るのも素敵です。日本よりはかなり安いですし、匂いもとてもいいです。ただし、あまりに高価なので、買った後は「これ、いつ使えばいいの?」となるかもしれません(笑)。

 



世界遺産、古代ローマ遺跡、正教会、ヨーグルト、ワイン、そしてバラ。

「東欧の国」というイメージだけではもったいない、知れば知るほど奥深いブルガリア。

歴史好きにも、グルメ好きにも、ワイン好きにも、そしてバラや可愛いお土産が好きな女子旅にもおすすめしたい国でした🇧🇬🌹🍷

 









bottom of page