【ドイツの春野菜】ドイツ人が愛する季節限定の白アスパラ・シュパーゲル収穫体験
ドイツの春。
冬は寒く暗い日が続くヨーロッパですが、4月に入ると抜けるような青空の日が増え、ドイツ人が大好きなシュパーゲル(Spargel、白アスパラ)が店頭に並び始めます。

ドイツでは、まずマルクト(市場)やスーパーにシュパーゲルが並び、その後町のあちこちに小さなシュパーゲル小屋が現れて、採れたての新鮮なシュパーゲルが販売されます。ただ、翌年の収穫に備えるため、ドイツでは6月24日の聖ヨハネの日までと収穫期間が決められていて、シュパーゲルは春だけの期間限定野菜です。

今回、シュパーゲル農家で収穫体験ができるということで、ドイツでも特にシュパーゲルで有名な町シュヴェツィンゲン(Schwetzingen)へ行ってきました。
ハイデルベルクの南西約10kmに位置するシュヴェツィンゲンは、町の中心にプファルツ選帝侯の夏の宮殿があり、4月〜6月は特に観光客で賑わいます。宮殿は庭園がとても美しいことでも知られています。

町に入ると、シュパーゲルの作業をする女性と子どもの銅像が迎えてくれます。
農家直営のシュパーゲル屋台も並び、長さや太さによって価格が分かれています。
太くて長くて真っ直ぐ、絹のような白さのものは高値です。

この日訪れたのは、シュヴェツィンゲンで長く続けられているある農家。周囲にはシュパーゲル畑や麦畑が広がり、のどかな風景が広がっていました。
馬も2匹散歩していました。

隣の農場には、前髪が長いこんな牛さんも。

この日の参加者は約25名。みんなで畑へ向かい、まず農家のおじさんからシュパーゲルの収穫方法について説明を受けます。
大切なのは、先端を潰さないこと、根元でつながっているため周囲も優しく掘ること、そして収穫後は次のシュパーゲルに光が当たらないよう畑を整えること。
さらに、この日は可愛いシュパーゲル姫も来ていて、収穫方法を教えてくれました。

畑の土はふわふわで、手でも簡単に掘ることができます。
ただ、シュパーゲルの頭が見えていても細かったり、逆に見えていなくても農場の人が掘ると立派なシュパーゲルが出てきたりと、なかなか奥が深い世界でした。

土を掘り進め、みずみずしいシュパーゲルが現れると嬉しくなります。 20〜30センチほど掘り、専用の器具で根元を一気にカット。これがとても気持ちいい!

シュパーゲルは日に当たると紫色や緑色になってしまうため、実際の農家の作業は朝5時から始まるそうです。 収穫後の穴は、借りた道具を使って元通り平らに整えます。

農家のおじさんは「今日はじゃがいもみたいな(安い)値段でシュパーゲルを持って帰ってね」と笑っていました。農家では、泥付きのシュパーゲルを専用の洗浄機で洗い、根元まできれいに処理してくれます。作業が本当に早い!
収穫したシュパーゲルは、参加費12€のみで追加料金なしで、全部持ち帰ることができお得でした。すごい量でした。
その後は軽食まで用意されていて、参加者同士や農家の方々と楽しい時間を過ごしました。

最後に、シュパーゲル収穫修了証やシュパーゲル入りシュナップス、レシピなどのお土産をもらって終了。帰宅後、さっそく収穫したシュパーゲルをビールとともにいただきました。
この時期は、レストランでも期間限定のシュパーゲルメニューが登場します。 4月〜6月にドイツを訪れる方は、ぜひ「ドイツの春野菜・シュパーゲル」を味わってみてくださいね。


