【スペイン】マドリードの世界三大美術館「プラド美術館」で名画に親しもう!
- Trippiyo.編集部

- 3月21日
- 読了時間: 4分

スペインの首都マドリードを訪れたら、ぜひ足を運びたいのが「プラド美術館(Museo del Prado)」。
スペインを代表する美術館であり、フランスのルーヴル美術館、ロシアのエルミタージュ美術館と並ぶ“世界三大美術館”のひとつとしても知られています。
館内にはスペイン王室が収集してきた膨大なコレクションが展示されており、西洋美術史を語るうえで欠かせない名画が数多く並びます。
今回は、プラド美術館の歴史や見どころ、代表作品、観光のポイントをわかりやすく紹介します。
◆プラド美術館ってどんなところ?
プラド美術館は、スペイン王室が収集してきた膨大な美術コレクションをもとに誕生した国立美術館です。
収蔵品は油彩画だけでも約8,000点。
彫刻や素描などを含めると、コレクションは30,000点以上にも及びます。
とくに評価が高いのが、スペイン絵画のコレクション。
ベラスケス、ゴヤ、エル・グレコなど、スペイン美術を代表する巨匠たちの作品を数多く所蔵しています。
美術館の構想が始まったのは18世紀末。
啓蒙主義の影響を受けたスペイン王カルロス3世が「芸術の殿堂」としての施設を計画しました。
実際に開館したのは1819年。
フェルナンド7世と王妃マリア・イサベル・デ・ブラガンサの支援によって実現しました。
◆建築と館内の見どころ
プラド美術館の建物は、新古典主義建築家フアン・デ・ビジャヌエバによって設計されました。
外観はシンプルで落ち着いた雰囲気ですが、内部には広大な展示空間が広がり、作品は時代別・国別に配置されています。
メインエントランスの前には、スペインを代表する画家ディエゴ・ベラスケスの像が立ち、美術館の象徴となっています。
◆プラド美術館の主な見どころ
プラド美術館の最大の魅力は、スペイン絵画を中心とした充実したコレクションです。
とくにベラスケス、ゴヤ、エル・グレコの三巨匠の作品は必見です。
◆スペイン絵画の名作
ベラスケス「ラス・メニーナス(宮廷の侍女たち)」

プラド美術館を代表する傑作。
王女マルガリータと侍女たちを描いた宮廷の場面のなかに、画家自身や国王夫妻が鏡越しに登場するという革新的な構図が特徴です。
西洋絵画史の中でも特に重要な作品のひとつとされています。
ゴヤ「着衣のマハ」「裸のマハ」


スペインの巨匠ゴヤによる有名な女性像。
同じモデルを描いた2つの作品が並べて展示されており、当時は非常に大きな話題を呼びました。
ゴヤ独特の視点や社会への鋭いまなざしを感じられる作品です。
エル・グレコ「胸に手を置く騎士の肖像」

神秘的な色彩と独特の人体表現で知られるエル・グレコの代表作。
ギリシャ出身の画家で、スペインのトレドを拠点に活躍しました。
◆フランドル・オランダ絵画
ヒエロニムス・ボス「快楽の園」
幻想的で不思議な世界観が広がる三連祭壇画。
奇妙な生き物や象徴的なモチーフが描かれ、人間の欲望や宗教観をテーマにしています。
プラド美術館の中でも特に人気の高い作品です。
ルーベンス「三美神」

豊満な女性像と柔らかな色彩が特徴的な作品。
フランドル絵画を代表する巨匠ルーベンスの名作です。
ゴヤの「黒い絵」シリーズ
ゴヤの晩年の代表作として知られる「黒い絵」。
もともとは彼の自宅の壁に直接描かれていた作品で、狂気や絶望、戦争などをテーマにした暗い雰囲気の作品群です。
ゴヤの内面の葛藤が表現された衝撃的なシリーズとして知られています。
◆プラド美術館へのアクセス
最寄駅
地下鉄「Atocha」駅
「Banco de España」駅
マドリード中心部からもアクセスしやすく、王宮やレティーロ公園とあわせて観光するのもおすすめです。
プラド美術館
住所:Paseo del Prado, s/n Madrid, Spain
営業時間:10:00~20:00
公式ホームページ:https://www.museodelprado.es/
◆マドリード観光で外せない名画の宝庫
スペイン絵画を中心に、西洋美術史の名作が数多く集まるプラド美術館。
まさに“美術の聖地”ともいえる場所です。
マドリードを訪れるなら、ぜひ時間をとってゆっくり鑑賞してみてください。
名画の数々と出会う特別な時間を楽しめるはずです。

プラド美術館とあわせて訪れたいのが、スペイン王室の壮麗な宮殿「マドリード王宮」。ヨーロッパ最大級の宮殿として知られる人気観光スポットです。



