千年の歴史を体感する世界遺産ロンドン塔|見どころと魅力をわかりやすく解説
- Trippiyo.編集部

- 2月25日
- 読了時間: 3分

ロンドン中心部、テムズ川沿いに佇む重厚な石造りの城塞「ロンドン塔(Tower of London)」。1988年にユネスコ世界遺産に登録された、イギリスを代表する歴史スポットです。
初めてロンドンを訪れるなら、一度は足を運びたい定番観光地ですが、実際のところ「ロンドン塔って何があるの?」「お城なの?牢獄なの?」と気になる人も多いはず。ここでは、ロンドン塔の基本情報から歴史、見どころまでをわかりやすくご紹介します。

ロンドン塔とは?王権の象徴として築かれた城塞

ロンドン塔のはじまりは11世紀。1066年のノルマン・コンクエスト後、イングランド王となったウィリアム1世(ウィリアム征服王)が、ロンドン支配の象徴として築いたのが始まりです。中心となる「ホワイト・タワー」は、当時の権力を誇示するために建てられた巨大な石造建築で、現在も敷地内の象徴的存在となっています。
その後、城壁や塔が増築され、単なる城ではなく、王宮、要塞、造幣所、兵器庫、動物園、そして牢獄としても使われる複合施設へと発展しました。
華やかな王室の歴史と、処刑や陰謀といった影の歴史。その両面をあわせ持つことこそが、ロンドン塔の大きな特徴です。
世界遺産に登録された理由
ロンドン塔が世界遺産に登録された理由は、
・中世ヨーロッパ城塞建築の優れた例であること
・イギリス王権の歴史を象徴する重要な建造物であること
といった歴史的・建築的価値が評価されたため。
約1000年にわたり形を変えながらも保存されてきたこの建物群は、イギリスという国家の歩みそのものを物語っています。

クラウンジュエル(王冠宝石)
最大の見どころは、英国王室の戴冠式などで今も実際に使用されている王冠「クラウンジュエル」。これまでの戴冠式で使用された王冠や王笏、宝石が展示されており、その豪華さはまさに圧巻!
ダイヤモンドや巨大な宝石がちりばめられた王冠は、想像以上のきらめきと存在感。展示エリアは撮影禁止ですが、その分じっくりと目に焼き付けたくなる空間です。
ビーフィーター(ヨーマン・ウォーダー)

ロンドン塔の名物ともいえるのが、伝統衣装をまとった衛兵「ビーフィーター(正式名称:ヨーマン・ウォーダー)」。彼らによるガイドツアーは入場料に含まれており、ユーモアを交えながらロンドン塔の歴史を解説してくれます。
処刑の逸話や王室のスキャンダルなど、ガイドを聞くことで理解がぐっと深まるのも魅力。英語ツアーですが、伝統衣装をまとったビーフィーターと写真を撮ったり雰囲気を楽しむだけでも十分価値があります。
ホワイト・タワーと歴史展示

敷地中央に建つホワイト・タワー内部では、甲冑や武器などの展示を見ることができます。中世の騎士文化や戦いの歴史に触れられる空間で、外観だけでなく内部も見応え十分。
石造りの階段や厚い城壁を歩くだけでも、まるで中世の物語の世界に入り込んだような感覚に包まれます。
カラスの伝説

ロンドン塔には現在も数羽のカラスが飼育されています。なんとなく日本では不吉なイメージのある鳥ですが、ここでは「カラスが塔を去ると王国が滅びる」という伝説に基づき、大切に守られている存在なのです。
敷地内でカラスを見かけたら、ぜひ少し観察してみてください。ロンドン塔ならではの象徴的な風景です。
所要時間と観光のポイント
見学の目安は約2~3時間。敷地が広いため、時間に余裕をもって訪れるのがおすすめ。特にクラウンジュエルは混雑しやすいため、午前中の早い時間帯が比較的スムーズです。
歩く距離も多いので、スニーカーなど歩きやすい靴が安心。石畳が多いためヒールは避けた方がベターです。




